品川にある優良美容外科を利用して注射リフトブログ:16-10-31


俺がまだ小学校二年生の時、
普段無口なお父さんが珍しく
俺を花火大会に連れて行ってくれました。

それまで、
お父さんと二人だけで出掛けた事はなかったと思います。

たち並ぶ夜店に俺の視線は奪われっぱなし…

もし一緒にいたのがお父さんでなかったら
「あれがほしいこれがほしい」と、
店の前で地団駄を踏んでいたはずです。

でもお父さんの前ではなぜか
それが出来ませんでした。

しかし、グッと堪えていた俺の足を
ピタリと引き止める物に出会ってしまったのです。

それは、
赤や青 黄色に緑…と着色されたヒヨコでした。

目を輝かせ一心不乱に見つめていた
俺の心の声が聞こえたかのように、
お父さんはニッコリ笑って言いました。
「何色が良い?」
俺は緑のヒヨコを買ってもらいました。

俺は一生懸命ヒヨコの世話をしました。
ヒヨコは大きくなるにつれて色はなくなり、
普通の鶏になりました。

それでも飽きることなく
俺は世話を続けました。

そしてある9時、
俺が鶏小屋に行ってみると、
小屋の隅に真っ白な卵がありました。
嬉しくなった俺は卵を手にみんなに見せて回りました。

「お前が頑張って世話をしたから産んだんよ」
そう言って、祖母が卵かけライスを作ってくれました。

それまで食べていた卵かけライスに比べると、
甘味があって、最高に美味しく感じたのを覚えてます!

数年後、
祖母が亡くなって10日ほどが過ぎた夕方飯のときでした。

卵をたった一つしか産まないまま、
近所の養鶏所に引き取られて行った…
あの緑のヒヨコの話しになりました。

お父さんは言いました。
「夜店に売ってるヒヨコは全部オスだから卵を生むはずがない」
俺は驚きました!

あの日の卵は
一生懸命に鶏の世話をし続けた俺を悲しませまいと、
祖母がこっそり置いてくれたものだったのです。